みなさんそういう悩みは多いようです。
特にお子さんが居るとそういう葛藤が多いようです。
私は夫と冷めきった夫婦生活をおくっており、時々ふと”離婚”という二文字が頭をよぎります。
でも結局いつも、その二文字が現実味を帯びて自分の行動を突き動かすようなことにはならないんです。
離婚に踏み切れないという悩みを抱えている女性の相談内容を見ると、夫に浮気された、夫がまじめに働かない、夫が家に帰ってこない、私の状況より辛い状況もたくさんあって様々です。
それでも離婚に踏み切れない。
そういう女性はたくさん居るんだなと改めて思い知らされます。
踏み切れない理由はいくつかあり、一番大きいのはお子さんの問題、次は自分の経済力の問題、自分の将来の不安や、不安を押してまで離婚する気力が無いなどが挙げられるようです。
子供の居ない私にとって、離婚を踏み切らない理由は、自分の経済力が不安というのももちろんありますが、自分の未来に可能性を感じられないというのが大きいです。
多くの女性の離婚しない理由に「もう歳だから」というのがありますが、それに似たような感覚。
私はまだ34歳ですが、これ以降の人生に、また新たな男性と出会って、惹かれあって、結婚するなんていうことが、起こるとは到底思えない。
そんなことを一からもう一度やり直せる自信がありません。
しかもただ男性と出会うだけじゃダメですよね。
少なくとも今の夫よりも、素敵で、家庭や自分を大事にしてくれる男性と出会い直して、私に魅力を感じてもらわないといけない。
条件を絞って男性を狙えるほど、私は魅力的な女性じゃあありません。
だから離婚は、結婚生活を続けるよりずっと不安が大きいです。
両親に反対されつつも、結局できちゃった婚で結婚した私。
この、”反対された結婚を結局うまく続けられなかった”というのを認めるのも、私にとってすごく精神的ダメージが大きいです。
両親に「だから言ったでしょ」と言われるがのすごく怖いのです。
両親が怖くて離婚しないわけじゃあもちろんありませんが、両親に失望されるという恐怖は、やはりひとつのストッパーとして私を縛っているのは感じられます。
親が怖いなんて、30歳にもなって、と、両親との関係がうまくいっている方からは思われるかもしれませんが、この感覚と似たような感覚を味わってらっしゃる方も多いのでは無いでしょうか？
そしてもう一つ、女が離婚に踏み切れない理由は、やっぱり”夫への情が残っている”からなのでしょう。
”愛情”とまでは言いません。
でも”情”までは捨てきれない。
彼も結局、私と一緒の、幸せになりきれない、不幸な一人の男でしか無いという事実。
私を地獄に突き落とすために生まれてきたのかとさえ思えるような場面もありますが、それも冷静になって振り返ってみると、お互いが人間として未熟すぎただけの、悪意の無い、失態でしか無かったと思うのです。
離婚に踏み切る状況というのは、何かもっと人間として”大きな一線”を、越えた時なのかなと今では思っています。
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