2017年8月31日木曜日

結婚生活では正直に”本心”を言ってはいけない。


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結婚生活を続けていく上で、どんな夫婦にも必要なスキルとは、いやな言い方になりますが”言葉を飲み込む”ことなのではと考えています。

私の今までの人生は、言葉の飲み込みの連続でした。
引っ込み思案に服を着せて歩かせたような存在です。

親との関係、友人・知人との関係、そして夫婦関係の中で、常に、言いたい事を飲み込むことを繰り返して来ました。

それは、良く無いとこととされています。
信頼する人にこそ、自分の本心をすべてさらけ出すべきだと。

私が思うに、それができる人、本心を信頼できる他人に伝えられる人というのも、本当は100%は伝えていないと思います。
相手を見て、相手が許容できるだけの量の本心を、相手が許容しやすいタイミングで、相手が許容できる表現で、伝えるんだと思います。
本当のむき出しの本心を、ただ思い立った表現で思い立った瞬間に、発作的に発散させて、うまく行く関係なんて想像できません。
多かれ少なかれ、必ず人はいろんな言葉を飲み込み続けていると思います。
その量は、自分のことを考えている時間と、相手のことを考えている時間の比率によって変わってきます。

私は昔から、良くも悪くも、相手のことばかり気にして、相手の顔色を伺い、相手の空気を感じ、相手の出方を見て生きてきた人間です。
だからどうしても、自分を相手にうまくぶつけるのが苦手です。
うまくぶつければ、同じ本心でも、もっと多く受け止めてもらえるのは、理屈ではわかりますが、そのために必要なコミュニケーション能力を養うことに成功しなかったのと、持って生まれた魅力に恵まれなかったこと両方が相互作用して、現在もう大の大人となってしまってから、今更どうすることもできないと半ば諦めてしまっています。

でも、同時に、この”言葉を飲み込む”という技術、言い変えるなら”我慢する”という行為は、結婚生活には無くてはならない行為だとも確信するようになりました。

どんなに分かり合える、通じ合える夫婦でも、一切のお互いの我慢や譲歩を取り去ってしまえば、かならず破綻への道を突き進むと思います。
私たちのような、うまくいっていない夫婦にはなおのことです。

感情というのは一時的な物です。
相手の態度に不条理を感じたり、相手の習慣に矛盾を感じたり、相手の言葉に不誠実を感じたりしても、一時の発作的激情を飲み込んでやり過ごせば、冷静になって振り返れば、”仕方ない人間は未完成なんだから”の一言で済ませられるような、そういうものだと感じます。
その一つ一つを、許せないと、その場その場で全て相手にぶちまけて、いちいち口論し、いちいち会議を起こし、いちいち意見を戦い合わせ、正論を突き詰め、合ってるだな間違ってるだのと妥協点を探り、結論や反省を求めていては、関係は消耗していき、いつか疲弊して、ぷっつりと終わらせるしか無いという時点がやってくると思うのです。

私は自分を相手にうまく受け止めさせるのは苦手ですが、その分、相手を受け止めるのは、幾分得意なのかなと思います。
悪いことばかりではないと、今では思っていますが、この結婚生活をどこまで持たせられるのか、いつか我慢の限界が来るのか、最後までいけるのか、また最後まで添い遂げたとして、それがわたしたちにとって本当に幸せなのか、今わたしには分かりません。



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